*だいみょうぎょうれつ【大名行列】 江戸(えど)時代,参勤(さんきん)交代のために,大名が江戸(えど)と国もとを往来(おうらい)するさいにととのえた行列。大名の家柄(いえがら)や石高(こくだか)によって行列の様式がきめられていたが,諸(しょ)大名はたがいに威(い)をはり,みえをかざる傾向(けいこう)が強かったので,実際(じっさい)には,それより大規模(きぼ)になりがちだった。ちなみに,加賀(かが)国(石川(いしかわ)県)の前田(まえだ)家では,2000人をこす大行列となった。コーチ 大名行列の道筋(みちすじ)は幕府(ばくふ)によって定められたが,東海道を利用(りよう)する大名が最(もっと)も多く,約(やく)6割(わり)をしめた。