たけざきすえなが【竹崎季長】 (1246〜?)鎌倉(かまくら)時代中期,元(げん)との戦(たたか)いに奮戦(ふんせん)した御家人(ごけにん)。肥後(ひご)国(熊本(くまもと)県)の豪族(ごうぞく)の出身。文永(ぶんえい)・弘安(こうあん)の2度にわたる元寇(げんこう)にさいして奮戦(ふんせん)。その活躍(かつやく)ぶりを絵師(えし)にかかせて,絵巻物(えまきもの)にのこした。この蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)は,元軍(げんぐん)の風俗(ふうぞく)や戦(たたか)いのようすを知る貴重(きちょう)な史料(しりょう)となっている。