ダニエルでんち【ダニエル電池】 負極(ふきょく)に亜鉛(あえん),正極(せいきょく)に銅(どう),電解液(でんかいえき)に硫酸亜鉛(りゅうさんあえん)と硫酸銅(りゅうさんどう)水溶液(すいようえき)を使った電池。硫酸亜鉛(りゅうさんあえん)の水溶液(すいようえき)中に亜鉛(あえん)をひたし,硫酸銅水溶液(りゅうさんどうすいようえき)中に銅(どう)をつけたものを,素焼(すや)き筒(とう)でへだてて接触(せっしょく)させ,亜鉛(あえん)と銅(どう)とを導線(どうせん)でむすぶと銅(どう)が正極(きょく),亜鉛(あえん)が負極(ふきょく)となり,銅(どう)から亜鉛(あえん)のほうへ電流が流れる。起電力1.1V。◇1836年にイギリスのダニエルが考案(こうあん)した。コーチ 電解液(でんかいえき)がまじりやすいので,実用にはむかない。