*たぬまおきつぐ【田沼意次】 (1719〜1788)江戸(えど)時代中期の政治(せいじ)家。江戸(えど)で生まれる。9代将軍家重(しょうぐんいえしげ)の小姓(こしょう)から身をおこし,異例(いれい)の出世をとげて10代将軍家治(しょうぐんいえはる)の側用人(そばようにん),さらに老中(ろうじゅう)に進み,子の意知(おきとも)も若年寄(わかどしより)になって,父子で権勢(けんせい)をふるった。幕府(ばくふ)財政(ざいせい)をたてなおすために積極的(せっきょくてき)な政策(せいさく)をとったが,十分な成果(せいか)はあがらず,将軍家治(しょうぐんいえはる)の没後(ぼつご),老中職(ろうじゅうしょく)を解任(かいにん)された。田沼時代(たぬまじだい)