*たまがわじょうすい【玉川上水】 江戸(えど)の飲料(いんりょう)水をまかなうため,江戸幕府(えどばくふ)が玉川庄右衛門(たまがわしょうえもん)・清右衛門(せいえもん)兄弟の意見を入れて多摩(たま)川から分水し,武蔵野(むさしの)の台地上を流して引いた水路。1653年2月に工事を始め,翌年(よくねん)6月に完成(かんせい)。神田(かんだ)上水とならぶ江戸(えど)の2大上水の1つとして,1965(昭和40)年に東村山浄水(ひがしむらやまじょうすい)場ができて廃止(はいし)されるまで,約(やく)300年間利用(りよう)された。コーチ 玉川(たまがわ)上水は全長約(やく)50kmあり,四谷大木戸(よつやおおきど)(新宿(しんじゅく)区)をへて,江戸城(えどじょう)内や各(かく)町に給水(きゅうすい)された。