ためながしゅんすい【為永春水】 (1790〜1843)江戸(えど)時代後期の戯作者(げさくしゃ)。江戸(えど)の人。出版(しゅっぱん)業をいとなみながら人情本(にんじょうぼん)(恋愛(れんあい)の人情(にんじょう)をえがいた小説(しょうせつ))を書き,『春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)』で流行作家となり,江戸人情本(えどにんじょうぼん)の第一人者となった。天保(てんぽう)の改革(かいかく)でその作品が風紀(ふうき)をみだすとされて処罰(しょばつ)され,失意(しつい)のうちに没(ぼっ)した。