*たんさいぼうせいぶつ【単細胞生物】 体が1個(こ)の細胞(さいぼう)でできている生物。動物ではアメーバ・ゾウリムシなどの原生動物がその例(れい)である。1個(こ)の細胞(さいぼう)の中に,原形質(げんけいしつ)の分化を生じて,高等生物のもつ器官(きかん)に相当する細胞器官(さいぼうきかん)(食胞(しょくほう)・収縮胞(しゅうしゅくほう)など)をもっているものがある。◇分裂(ぶんれつ)した個体(こたい)がくっつき合っている場合は群体(ぐんたい)という。コーチ ミドリムシ類(るい)は葉緑体をもち,光合成(こうごうせい)を行うが,暗い場所で生育すると微生物(びせいぶつ)やその他の有機(ゆうき)物をとって消化する。このように単細胞(たんさいぼう)生物には,植物とも動物ともいえるものが見られる。