＊だんじょこようきかいきんとうほう【男女雇用機会均等法】

はたらく女性(じょせい）と男性(だんせい）との間にある雇用(こよう）上の差別(さべつ）をなくすための法律(ほうりつ）。1985（昭和60）年，「雇用(こよう）分野における男女の均等(きんとう）な機会及(きかいおよ）び待遇(たいぐう）の確保(かくほ）を促進(そくしん）するための労働関係法律(ろうどうかんけいほうりつ）の整備(せいび）等に関(かん）する法律(ほうりつ）」として成立(せいりつ）し，1999年に内容(ないよう）が強化された。

（1）募集(ぼしゅう）・採用(さいよう）・配置(はいち）・昇進(しょうしん）のほか，教育訓練(くんれん）・福利厚生(ふくりこうせい）・定年・退職(たいしょく）・解雇(かいこ）の男女差別(さべつ）については禁止(きんし），

（2）紛争解決(ふんそうかいけつ）のために都道府(ふ）県女性(じょせい）少年室に機会均等調停(きかいきんとうちょうてい）委員会をもうけること，

などが定められている。男女雇用機会均等のさらなる推進(すいしん）を図るため，2007（平成(へいせい）19）年から改正(かいせい）男女雇用機会均等法が施行(しこう）された。