だんねつぼうちょう【断熱膨張】 断熱変化(だんねつへんか)の1つで,気体を熱(ねつ)の出入りなしに膨張(ぼうちょう)させること。この場合温度は低(ひく)くなる。大気中では上昇(じょうしょう)気流のとき,空気は気圧(きあつ)の低(ひく)いところにのぼってくるため膨張(ぼうちょう)し,気温は下がる。水蒸気(すいじょうき)をふくんだ空気では,ついに飽和(ほうわ)に達(たっ)し,凝結(ぎょうけつ)し雲ができる。