ちくせい【筑西(茨城県の市)】 茨城(いばらき)県西部の市。北と西は栃木(とちぎ)県に接(せっ)する。鬼怒(きぬ)川と小貝(こかい)川の中流域(いき)にある。下館(しもだて)は旧城下町(きゅうじょうかまち)で,真岡木綿(もおかもめん)の産地(さんち)として栄(さか)えた。米づくりがさかん。北部西部の丘陵地帯(きゅうりょうちたい)では果樹栽培(かじゅさいばい)や養豚(ようとん),南部の台地では米づくりや野菜栽培(やさいさいばい),ナシ・イチゴ・メロン・スイカなどの栽培(さいばい)が行われる。特産(とくさん)品は結城(ゆうき)つむぎ。国の史跡関城跡(しせきせきじょうあと)は,鎌倉(かまくら)時代から南北朝(なんぼくちょう)時代にかけてこの地方を支配(しはい)した関(せき)氏の居城跡(きょじょうあと)で,南北朝時代には南朝方(なんちょうがた)の拠点(きょてん)となった。◇2005(平成(へいせい)17)年3月28日,下館(しもだて)市・関城(せきじょう)町・明野(あけの)町・協和(きょうわ)町が合併(がっぺい)して誕生(たんじょう)。人口:11.0万。