**ちしつじだい【地質時代】 おもに地層(ちそう)や地殻表層(ちかくひょうそう)部によって示(しめ)される時代。地球の歴史(れきし)で,地質学的(ちしつがくてき)に測定(そくてい)できる時代である。地層(ちそう)の重なり方や化石(示準(しじゅん)化石)などを調べ,種々(しゅじゅ)の地層(ちそう)を対比(たいひ)して区分される。さらに,岩石中にふくまれる放射性元素(ほうしゃせいげんそ)を調べることによって,地層(ちそう)や岩石などが何年前に形成(けいせい)されたかという絶対(ぜったい)年代が測定(そくてい)できる。先カンブリア時代・古生代・中生代・新生代という大区分と,代(だい)を細分した紀(き)(たとえば三畳紀(さんじょうき)・ジュラ紀(き)・白亜紀(はくあき)など),紀(き)を細分した期(き),世(せい)などの区分が地質(ちしつ)時代の区分体系(たいけい)である。