＊＊ちゅうせいだい【中生代】

地質(ちしつ）時代の大区分の1つで，巨大(きょだい）は虫類(るい）（恐竜(きょうりゅう））の出現(しゅつげん）と消滅(しょうめつ）を特色(とくしょく）とする古生代と新生代の中間の時代。約(やく）2億(おく）5100万年前から6600万年前までの時代で，古いほうから，三畳紀(さんじょうき）・ジュラ紀(き）・白亜紀(はくあき）に分けられる。古生代末(まつ）に出現(しゅつげん）したは虫類(るい）は，中生代に入って急速に分化・発展(はってん）し，とくにジュラ紀(き）から白亜紀(はくあき）にかけて，陸上(りくじょう）では大型(おおがた）の肉食や草食の恐竜(きょうりゅう），海には魚竜(ぎょりゅう）や首長竜(くびながりゅう），空には翼竜(よくりゅう）が繁栄(はんえい）した。ジュラ紀(き）にはは虫類(るい）と鳥類(ちょうるい）の特徴(とくちょう）をもつ始祖鳥(しそちょう）や，原始的(げんしてき）な哺乳類(ほにゅうるい）もあらわれた。古生代の中ごろに出現(しゅつげん）したアンモナイトは三畳紀(さんじょうき）に入ると急速に発達(はったつ）し，中生代を通じて繁栄(はんえい）した。海にはこのほかエントモノチス・トリゴニア（三角貝）・イノセラムスなどの二枚貝(にまいがい）もさかえた。植物ではイチョウ・ソテツなどの裸子(らし）植物が繁栄(はんえい）したが，白亜紀(はくあき）には被子(ひし）植物にとってかわられた。白亜紀末(はくあきまつ）にはそれまでさかえていた恐竜(きょうりゅう）やアンモナイトも絶滅(ぜつめつ）した。◇中生代には，巨大大陸(きょだいたいりく）パンゲアが分裂(ぶんれつ）して大西洋などが誕生(たんじょう）した。終期にはアルプスやヒマラヤ山脈(さんみゃく）の形成(けいせい）が始まった。

コーチ