ちょうせきはつでん【潮〈汐〉発電】 潮(しお)の干満(かんまん)による潮差(ちょうさ)を利用(りよう)する発電。潮力(ちょうりょく)発電ともいう。海岸に大きな貯水(ちょすい)池をつくり,上げ潮(しお)のときに貯水(ちょすい)池にたまった海水を引き潮(しお)で海に落として発電機(き)を回す方式のものや,海水が貯水(ちょすい)池に流れこむときにも発電させたり,ポンプを使って貯水(ちょすい)池の水面を高くしたり,低(ひく)くしたりして発電する方式もある。◇フランスでは,ランス川の河口(かこう)にダムをつくり,川を大きな貯水(ちょすい)池としたランス潮汐(ちょうせき)発電所が1967年に完成(かんせい)した。