*ちょうせんつうしんし【朝鮮通信使】 江戸(えど)時代,李氏朝鮮(りしちょうせん)が幕府(ばくふ)に送った使節(しせつ)。1607年に始まる。1811年まで計12回,だいたい将軍(しょうぐん)の代がわりごとに祝賀(しゅくが)のために使節(しせつ)が来た。幕府(ばくふ)は使節(しせつ)の通行する道路を修理(しゅうり)したり,道中も供応(きょうおう)するなど接待(せったい)に意を用いた。◇通信(つうしん)使の接待(せったい)には巨額(きょがく)の費用(ひよう)がかかったので,新井白石(あらいはくせき)は幕府財政(ばくふざいせい)を切りつめるために,その待遇(たいぐう)を簡素(かんそ)化している。