つうしんぼうじゅほう【通信傍受法】 警察(けいさつ)や検察(けんさつ)の捜査(そうさ)当局が電話や電子メールなどの通信(つうしん)を当人には内緒(ないしょ)で受信(じゅしん)することをみとめる法律(ほうりつ)。1999年制定(せいてい)。最近(さいきん)は薬物,銃器(じゅうき),集団密航(みっこう),組織的殺人(そしきてきさつじん)などの犯罪(はんざい)が多発するようになってきたために,これらの犯罪(はんざい)を捜査(そうさ)とりしまることを目的(もくてき)に法律(ほうりつ)がつくられた。プライバシーの侵害(しんがい)になる場合もあるため,厳(きび)しい手続(つづ)きや常(つね)に立会人を必要(ひつよう)とするなど,この法律(ほうりつ)の乱用(らんよう)をふせぐ方法(ほうほう)がとられている。