*つきじしょうげきじょう【築地小劇場】 1924(大正13)年,小山内薫(おさないかおる)らがつくった新劇(しんげき)のための劇場(げきじょう)と劇団(げきだん)の名。当時のヨーロッパの一流劇場(げきじょう)の舞台設備(ぶたいせつび)をとりいれて設計(せっけい)され,外国戯曲(ぎきょく)の翻訳劇(ほんやくげき)や創作劇(そうさくげき)を上演(じょうえん),また,俳優(はいゆう)の育成(いくせい)につとめ,大正末期(まっき)から昭和初期(しょき)にかけて新劇(しんげき)運動の中心であった。◇劇団(げきだん)は1928(昭和3)年の小山内薫(おさないかおる)の急死で解散(かいさん),劇場(げきじょう)は1945(昭和20)年,戦災(せんさい)で焼失(しょうしつ)した。