ツメガエル アフリカ南部に分布(ぶんぷ)するカエル。アフリカツメガエルともいう。各種(かくしゅ)の水域(すいいき)にすみ,乾季(かんき)に水がひあがると,泥(どろ)にもぐって夏眠(かみん)する。9〜12月の雨季(うき)に,水草の茎(くき)などに1万5000個(こ)ほどの卵(たまご)をうみつける。幼生(ようせい)(おたまじゃくし)は半透明(はんとうめい)である。成体(せいたい)は後ろ足にあるつめで水底(すいてい)の泥(どろ)をかきまわし,でてくる水生昆虫(こんちゅう)をとらえる。体長(たいちょう):10〜12cm。◇飼育(しいく)が容易(ようい)で,よく医学や動物学の実験(じっけん)動物として使われる。(両生類(りょうせいるい) 無尾目(むびもく) ピパ科)