ていけつあつしょう【低血圧症】 血圧(けつあつ)が正常(せいじょう)よりひくいことで,ふつうは収縮期圧(しゅうしゅくきあつ)(最高血圧(さいこうけつあつ))が100mmHg以下(いか)をいう。体質性(たいしつせい)で原因不明(げんいんふめい)の本態性低血圧症(ほんたいせいていけつあつしょう)と,心疾患(しっかん)・大量(たいりょう)出血・重症(じゅうしょう)の貧血(ひんけつ)など病気による症候性低血圧症(しょうこうせいていけつあつしょう)とがある。治療(ちりょう)は,症候性(しょうこうせい)の場合は,疾患(しっかん)の治療(ちりょう)を行う。本態性(ほんたいせい)の場合は根本的(こんぽんてき)な治療法(ちりょうほう)はなく,運動・食餌療法(しょくじりょうほう)・精神療法(せいしんりょうほう)や,循環(じゅんかん)強化剤(ざい)の投与(とうよ)などを行う。