デボンき【デボン紀】 地質(ちしつ)時代の区分の1つで,古生代で4番目に古い時代。約(やく)4億(おく)1600万年前から3億(おく)5900万年前の時代。生物進化の上で特徴(とくちょう)の多い時代で,無脊椎(むせきつい)動物の腕足類(わんそくるい)の繁栄(はんえい),頭足類(るい)アンモナイト原始型(がた)の出現(しゅつげん),特徴的(とくちょうてき)な三葉虫の存在(そんざい),サンゴ類(るい)の変遷(へんせん),昆虫(こんちゅう)やクモ類(るい)の出現(しゅつげん),とくに魚類(るい)の繁栄(はんえい)がいちじるしかった。また,陸生(りくせい)植物が急激(きゅうげき)にふえ,シダ類(るい)のみならずうろこ木などからなる森林ができあがったと見られている。◇イギリス南西部のデボン州地方に見られる地層(ちそう)から,この名がついた。