デモクリトス (紀元(きげん)前460〜前370)プラトンと同時代の古代ギリシャの哲学(てつがく)者。当時,理論(りろん)上否定(ひてい)されていた。「物質(ぶっしつ)をどんどん細かくしていったとき,これ以上分割(いじょうぶんかつ)できない」というものの存在(そんざい)をみとめ,アトム(atom)と名づけ,「原子論(げんしろん)」を成立(せいりつ)させた。さらに「原子の混合(こんごう)(結合(けつごう))によって,さまざまな物質(ぶっしつ)がつくられる」という考えをもった。原子説(せつ)にもとづく考えは,1803年ドルトンに見直されるまで,約(やく)2000年も無視(むし)されつづけた。