*てらこや【寺子屋】 江戸(えど)時代に普及(ふきゅう)した庶民(しょみん)の教育施設(しせつ)。浪人(ろうにん)・僧侶(そうりょ)・神官(しんかん)・医師(いし)などが師匠(ししょう)となり,農民(のうみん)や町人の子弟(6〜14歳(さい)くらいの少年や少女)に,読み・書き・そろばんなど,日常(にちじょう)生活に必要(ひつよう)な知識(ちしき)を教えた。江戸(えど)時代後期にその数1万5000をこえた。教科書には『庭訓往来(ていきんおうらい)』(室町(むろまち)時代にできた一種(いっしゅ)の教科書)などが使われた。