デングねつ【デング熱】 デングウイルスに感染(かんせん)して起(お)こる感染症(かんせんしょう)。ウイルスをもったカ(蚊(か))に刺(さ)されることによって感染(かんせん)し,人(ひと)から人(ひと)へは感染(かんせん)しない。高熱(こうねつ)や頭痛(ずつう),関節(かんせつ)や筋肉(きんにく)の痛(いた)み,発(ほっ)しんがおこる。東南(とうなん)アジア・南(みなみ)アジア・アフリカ・中南米(ちゅうなんべい)などの熱帯(ねったい)・亜熱帯(あねったい)地域(ちいき)を中心(ちゅうしん)に発生(はっせい)する感染症(かんせんしょう)だが,地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の影響(えいきょう)で本来(ほんらい)は流行地(りゅうこうち)でない地域(ちいき)でも発生(はっせい)している。◇同(おな)じくデングウイルスによる感染症(かんせんしょう)として,デング出血熱(しゅっけつねつ)がある。こちらは高熱(こうねつ)などとともに皮膚(ひふ)やねん膜(まく)の出血(しゅっけつ)がみられ,悪化(あっか)すると死亡(しぼう)することもある。