地球は宇宙にあって静止していて,太陽・月・惑星が地球のまわりを回っているという古代・中世の宇宙についての説。地球中心説ともいう。古代の最大の天文学者といわれるヒッパルコス(紀元前2世紀)は,地球のまわりを月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星の順に回っているとした。この考え方をプトレマイオス(100年ごろ〜170年ごろ)がひきつぎ,惑星の複雑な動きを説明できるように修正して,かれの本『アルマゲスト』の中に発表したが,この考えは以後1300年間も通用した。
コーチ
ポーランドの天文学者コペルニクスは,この天動
説に反対して地動
説を
説いた。
地動説