でんとうてきこうげいひん【伝統的工芸品】

古(ふる）くから伝(つた）わる工芸品(こうげいひん）のうち，とくにすぐれたものとして経済産業大臣(けいざいさんぎょうだいじん）によって指定(してい）された工芸品(こうげいひん）。伝統産業(でんとうさんぎょう）を保護(ほご）し，発展(はってん）させることなどを目的(もくてき）として指定(してい）されるようになった。製造過程(せいぞうかてい）の主要部分(しゅようぶぶん）が手作業(てさぎょう）であること，100年以上(いじょう）の歴史(れきし）をもつ伝統的(でんとうてき）な技術(ぎじゅつ）・技法(ぎほう）で製造(せいぞう）されていること，伝統的(でんとうてき）に使用(しよう）されてきた原材料(げんざいりょう）を使用(しよう）していることなどの基準(きじゅん）を満(み）たした工芸品(こうげいひん）が指定(してい）される。陶磁器(とうじき）・漆器(しっき）・和紙(わし）・文具(ぶんぐ）・木竹細工(もくちくざいく）・家具(かぐ）・金工品(きんこうひん）・織物(おりもの）・染物(そめもの）などが指定(してい）され，指定(してい）されると商品(しょうひん）に伝統的工芸品(でんとうてきこうげいひん）であることを示(しめ）すマークをつけることができる。