*てんむてんのう【天武天皇】 (631ごろ〜686)飛鳥(あすか)時代の天皇(てんのう)(在位(ざいい)673〜686)。舒明天皇(じょめいてんのう)の皇子(おうじ)で,名は大海人皇子(おおあまのおうじ)。兄天智天皇(てんじてんのう)の皇太弟(こうたいてい)となって政治(せいじ)を助けたが,のち対立。天智天皇(てんじてんのう)が死んだあと,壬申(じんしん)の乱(らん)で大友皇子(おおとものおうじ)をほろぼして即位(そくい)。飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)や八色(やくさ)の姓(かばね)の制定(せいてい),国史(こくし)の編(へん)さんなどを行わせ,律令(りつりょう)国家体制(たいせい)の強化につとめた。