てんもんがく【天文学】 天体や宇宙(うちゅう)について研究する学問。天文学はメソポタミア・エジプトの古代文明のなかで暦(こよみ)をつくるため,時をはかるため,船の位置(いち)を知るためなどの必要(ひつよう)からおこり,ギリシャ文明のなかに引きつがれ,ヨーロッパのルネサンスとともに近代科学の1つとして再生(さいせい)し,今日の隆盛(りゅうせい)をみるにいたった。大きく分けると,天体の位置(いち)や分布(ぶんぷ)を研究する位置(いち)天文学,天体の運動を論(ろん)ずる天体力学,天体やその集団(しゅうだん)の物理的性質(ぶつりてきせいしつ)を研究する天体物理学,宇宙(うちゅう)全体の構造(こうぞう)や進化を研究する宇宙論(うちゅうろん)などになる。