どいがはまいせき【土井ヶ浜遺跡】 山口(やまぐち)県下関(しものせき)市豊北(ほうほく)町にある弥生(やよい)時代前期末(まつ)の共同墓地(きょうどうぼち)。響灘(ひびきなだ)に面する砂丘(さきゅう)から約(やく)300体という全国に例(れい)をみない埋葬人骨(まいそうじんこつ)が出土した。人骨(じんこつ)は身長が高いなど縄文(じょうもん)人と異(こと)なる特徴(とくちょう)をもつ。近年,中国の臨(リンツ)(山東(シャントン)省)の遺跡(いせき)や韓国(かんこく)の礼安里遺跡(イェアンニいせき)から同じ特徴(とくちょう)をもつ人骨(じんこつ)が発見され,土井ヶ浜弥生(どいがはまやよい)人は中国大陸(たいりく)や朝鮮(ちょうせん)半島からの渡来(とらい)人であったことが確認(かくにん)された。