*といまる【問丸】 鎌倉(かまくら)・室町(むろまち)時代に港など交通の要地(ようち)に住んで物資(ぶっし)の運送・保管(ほかん)・販売(はんばい)を行った業者。問(とい)ともいう。平安時代から荘園(しょうえん)の年貢(ねんぐ)を輸送(ゆそう)していたが,鎌倉(かまくら)時代の末(すえ)から室町(むろまち)時代にかけて一般(いっぱん)商品もあつかうようになり,独立(どくりつ)の職業(しょくぎょう)となった。◇江戸(えど)時代には問屋とよばれた。