どうきょう【道教】 中国で,不老不死(ふろうふし)などこの世での幸福をねがうそぼくな民間(みんかん)の信仰(しんこう)や,宗教(しゅうきょう)。老子(ろうし)・荘子(そうし)の教えと神秘(しんぴ)思想がむすびついておこり,のち仏教(ぶっきょう)の影響(えいきょう)をうけて宗教(しゅうきょう)としての形をとった。唐(とう)代には宮廷(きゅうてい)に保護(ほご)され,日本にも道教の経典(きょうてん)や儀礼(ぎれい),ならわしをつたえた。◇シャカやキリストの教えまでとりいれながら,民衆(みんしゅう)のあいだに今日も根強い人気がある。