とうきょうせんと【東京遷都】 明治初年(めいじしょねん),都(みやこ)が京都(きょうと)から東京(とうきょう)へうつされたこと。王政復古(おうせいふっこ)によって成立(せいりつ)した新政府(せいふ)は,人心を一新するため遷都(せんと)を計画,大阪遷都(おおさかせんと)の計画もあったが,1868(明治(めいじ)1)年7月に旧幕府(きゅうばくふ)の本拠(ほんきょ)地への遷都(せんと)をきめ,江戸(えど)を東京(とうきょう)とあらためた。10月東京(とうきょう)に行幸(ぎょうこう)した天皇(てんのう)は,いったん京都(きょうと)に帰り,翌年(よくねん)3月ふたたび東京(とうきょう)にもどり,旧江戸城(きゅうえどじょう)は皇居(こうきょ)とされ,政府(せいふ)も東京(とうきょう)にうつったので,東京(とうきょう)が事実上の首都となった。