とうしょうぐう【東照宮】 徳川家康(とくがわいえやす)をまつる神社。栃木(とちぎ)県日光(にっこう)市にあるのが最(もっと)も有名。家康(いえやす)が1616年に病死すると,幕府(ばくふ)ははじめ久能(くのう)山(静岡(しずおか)県)にほうむり,翌年(よくねん),天海(てんかい)の意見で日光(にっこう)に改葬(かいそう)。朝廷(ちょうてい)から東照大権現(とうしょうだいごんげん)の神号をゆるされ,1645年に宮号を得(え)て東照宮(とうしょうぐう)とよべるようになった。家康(いえやす)をあがめた3代将軍家光(しょうぐんいえみつ)は,私財(しざい)を投じて日光(にっこう)に壮麗(そうれい)な社殿(しゃでん)を造営(ぞうえい)。久能(くのう)山・江戸城(えどじょう)内・上野(うえの)にも東照宮(とうしょうぐう)があり,また大名が徳川氏(とくがわし)におもねって領内(りょうない)につくった東照宮(とうしょうぐう)もある。日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)