*どうたく【銅鐸】 弥生(やよい)時代のつり鐘状(がねじょう)をした青銅器(せいどうき)。つり鐘(がね)をおしつぶしたような形で,宗教的(しゅうきょうてき)な儀式(ぎしき)に使われたらしい。大きさはさまざまで20〜150cmにおよんでおり,表面に文様や絵がほどこされている。他の青銅器(せいどうき)と異(こと)なりすべて国産(こくさん)で,近畿(きんき)地方を中心に中国・四国・中部・関東(かんとう)地方に分布(ぶんぷ)。1996年,島根(しまね)県の加茂岩倉遺跡(かもいわくらいせき)から39個(こ)の銅鐸(どうたく)が出土して話題となった。