ドクガ【〈毒蛾〉】 毒毛(どくもう)にふれると皮膚(ひふ)に炎症(えんしょう)をおこすことで知られるガ。年1回発生。6〜8月にあらわれ,平地の雑木(ぞうき)林などに多い。幼虫(ようちゅう)は多種類(しゅるい)の広葉樹(こうようじゅ)や低木(ていぼく)の葉を食べ,群集(ぐんしゅう)して越冬(えっとう)。翌春に老熟(ろうじゅく)する。幼虫(ようちゅう)には毒毛(どくもう)があるが,これはさなぎになるときまゆにのこされ,羽化した成虫(せいちゅう)は,この毒毛(どくもう)を腹端(ふくたん)につけていく。開張(かいちょう):20〜29mm(雄(おす)),31〜41mm(雌(めす))。見(み)られる時期(じき):6〜8月(がつ)。分布(ぶんぷ):北海道(ほっかいどう)・本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)。(昆虫類(こんちゅうるい) チョウ目(もく) ドクガ科(か))