とくがわいえもち【徳川家茂】 (1846〜1866)江戸幕府(えどばくふ)の第14代将軍(しょうぐん)。初名(しょめい)は慶福(よしとみ)。1858年,紀伊(きい)(和歌山(わかやま)県)藩主(はんしゅ)から井伊直弼(いいなおすけ)らにおされて将軍(しょうぐん)となり,家茂(いえもち)と改名(かいめい)。幕府(ばくふ)と朝廷(ちょうてい)の関係(かんけい)をよくするため,公武(こうぶ)合体の政策(せいさく)を受け入れて,孝明天皇(こうめいてんのう)の妹和宮(かずのみや)を妻(つま)にむかえたが,第2次長州出兵(ちょうしゅうしゅっぺい)のさなか,大阪城(おおさかじょう)で病死した。