*とくせいいっき【徳政一揆】 室町(むろまち)時代の土一揆(つちいっき)の一種(いっしゅ)。民衆(みんしゅう)が生活の苦しさから,幕府(ばくふ)に徳政令(とくせいれい)の発布(はっぷ)を要求(ようきゅう)しておこしたもので,京都(きょうと)や奈良(なら)を中心に多く発生した。徳政令(とくせいれい)を要求(ようきゅう)する一方,酒屋や土倉(どそう)をおそって,質物(しちもつ)をうばったり,借金(しゃっきん)の証文(しょうもん)をやぶったりすることもあった。コーチ 1428年近江(おうみ)から京都(きょうと)におよんだ正長(しょうちょう)の土一揆(つちいっき)が徳政一揆(とくせいいっき)の最初(さいしょ)。