*とちかいりょう【土地改良】 作物の栽培(さいばい)に適(てき)さない土地,やせている土地,作業に不便(ふべん)な土地を,生産(せいさん)力の高い,作業に便利(べんり)な土地にすること。その方法(ほうほう)には,客土(きゃくど)や排水(はいすい)・かんがい施設(しせつ)の建設(けんせつ),耕地整理(こうちせいり)などがある。わが国では1949(昭和24)年制定(せいてい)の土地改良法(かいりょうほう)にもとづき,土地改良(かいりょう)区を設定(せってい)して集団的(しゅうだんてき)に行ったものが多い。北海道(ほっかいどう)の篠津(しのつ)原野の客土による泥炭(でいたん)地の改良(かいりょう),越後(えちご)平野その他の湿田(しつでん)の乾田(かんでん)化などが有名。