**とちぎ【とちぎ】

県名の由来

最初(さいしょ)に県庁(けんちょう)がおかれた栃木(とちぎ)町の名をとった。栃木(とちぎ)町には古くからトチノキがしげっていたことが地名の由来とされている。

県庁所在地

宇都宮(うつのみや)市

県の面積

6408km2

県の人口

201万人

県の代表的な伝統工芸品と祭り

〔伝統工芸品〕

 ○結城(ゆうき)つむぎ ○益子焼(ましこやき)

〔祭り〕

 ○東照宮春季渡御祭(とうしょうぐうしゅんきとぎょさい)(日光(にっこう)市,5月17〜18日)

位置(いち)・地形・気候(きこう)

栃木(とちぎ)県は,関東(かんとう)地方の北部に位置(いち)する内陸(ないりく)県で,関東(かんとう)地方で最(もっと)も広い面積(めんせき)をもつ。

県の北部から西部にかけては,那須(なす)・日光(にっこう)・足尾(あしお)山地の山々が,東部には八溝(やみぞ)山地の山なみがつらなる。これらの山々にかこまれて,中央部から南部にかけては関東(かんとう)平野の一部をなす平地が広がり,那珂(なか)川・鬼怒(きぬ)川・渡良瀬(わたらせ)川の3つの大きな川が流れている。

気候(きこう)は,全般(ぜんぱん)に夏と冬の気温差(さ)が大きい内陸型(ないりくがた)の気候(きこう)である。冬にふく,乾燥(かんそう)した北西の季節(きせつ)風,いわゆるからっ風と,夏にしばしば発生する雷(かみなり)は,栃木(とちぎ)県の気候(きこう)の特色(とくしょく)となっている。

歴史(れきし)

昔は下野(しもつけ)国といった。奈良(なら)時代には国府(こくふ)がいまの栃木(とちぎ)市におかれた。鎌倉(かまくら)時代には,足利氏(あしかがし)・宇都宮氏(うつのみやし)・小山氏(おやまし)などが勢力(せいりょく)をふるい,室町(むろまち)時代には幕府(ばくふ)が関東(かんとう)地方をおさめるためにおいた鎌倉府(かまくらふ)の管轄(かんかつ)のもとにおかれた。15世紀(せいき)中ごろにつくられた,中世唯一(ゆいいつ)の学校である足利(あしかが)学校は明治(めいじ)の初(はじ)めまでつづいた。江戸(えど)時代には,日光(にっこう)に東照宮(とうしょうぐう)がつくられ,直轄(ちょっかつ)地や旗本領(はたもとりょう)のほか,宇都宮藩(うつのみやはん)など中小藩(はん)が分立しておかれた。日光街道(にっこうかいどう)や奥州街道(おうしゅうかいどう)が整備(せいび)され,16世紀末(せいきすえ)には足尾銅山(あしおどうざん)が開発された。また,足利(あしかが)などでは絹織物(きぬおりもの)業が発達(はったつ)した。

明治(めいじ)になって,廃藩置県(はいはんちけん)で栃木(とちぎ)県と宇都宮(うつのみや)県ができたが,1876(明治(めいじ)9)年,統合(とうごう)されて現在(げんざい)の栃木(とちぎ)県が成立(せいりつ)した。

産業(さんぎょう)

耕地面積(こうちめんせき)の80%近くが水田で,その割合(わりあい)は関東(かんとう)地方で最(もっと)も大きい。米の生産量(せいさんりょう)は全国8位(い)である(2010年)。最近(さいきん)は,東北自動車道など交通網(もう)の発達(はったつ)により,首都圏(けん)向けの野菜(やさい)・花などの栽培(さいばい)や畜産(ちくさん)もさかんになっており,とくに日光(にっこう)地方を中心に,イチゴの生産(せいさん)がたいへんさかんで,生産量(せいさんりょう)は全国1位(い)である。畜産(ちくさん)は那須野原(なすのはら)などでさかんで,なかでも生乳(せいにゅう)の生産量(せいさんりょう)は,北海道についで全国2位(い)である(2009年)。

交通網(もう)の発達(はったつ)にともなって,工業も大きく発展(はってん)している。東北自動車道にそった宇都宮(うつのみや)市・大田原(おおたわら)市・矢板(やいた)市・小山(おやま)市などを中心に,電気機器(きき)・輸送機械(ゆそうきかい)などの工業がさかんで,多くの工業団地(だんち)がつくられている。

伝統産業(でんとうさんぎょう)の足利(あしかが)市の絹織物(きぬおりもの),益子(ましこ)町の益子焼(ましこやき)などもある。

国際的(こくさいてき)な観光(かんこう)地日光(にっこう)

日光(にっこう)国立公園の中心日光(にっこう)は,東京(とうきょう)から鉄道で約(やく)2時間で行ける位置(いち)にあり,日帰り観光(かんこう)も可能(かのう)で,年中,多くの観光客(かんこうきゃく)でにぎわっている。

日本には29の国立公園があるが,日光(にっこう)国立公園は最(もっと)も早い時期に指定され,観光(かんこう)道路なども早くから整備(せいび)された。

観光(かんこう)地としての日光(にっこう)の特徴(とくちょう)は,首都圏(けん)からの交通の便利(べんり)さにくわえて,歴史(れきし)ある人工の美と自然(しぜん)の美しさが調和していることである。東照宮(とうしょうぐう)・輪王寺(りんのうじ)などの技術(ぎじゅつ)の粋(すい)を集めた華麗(かれい)な人工の美と,男体(なんたい)山など2000m級の山々にかこまれた中禅寺(ちゅうぜんじ)湖などの湖や,華厳滝(けごんのたき)・戦場ヶ原(せんじょうがはら)などがつくりだす自然(しぜん)の美とがみごとに調和していて,おとずれる多くの人々を楽しませる。

東照宮(とうしょうぐう)は,江戸幕府(えどばくふ)を開いた徳川家康(とくがわいえやす)をまつった社(やしろ)で,1636年に完成(かんせい)された。東照宮周辺(とうしょうぐうしゅうへん)の杉木立(すぎこだち)や,日光(にっこう)へ通じる杉並木(すぎなみき)も貴重(きちょう)な歴史的遺産(れきしてきいさん)である。東照宮(とうしょうぐう)など日光(にっこう)の社寺は世界文化遺産(いさん)に登録(とうろく)されている。

日光(にっこう)は,外国人観光(かんこう)客の多さでもきわだっており,日本を代表する国際観光(こくさいかんこう)地である。

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