ドナー=カード 移植内臓器(いしょくないぞうき)を提供(ていきょう)すると同意した人(ドナー)が,そのことを表示(ひょうじ)し,携帯(けいたい)するカードのこと。脳死(のうし)を人の死とみとめ,脳死判定(のうしはんてい)後臓器(ぞうき)を摘出(てきしゅつ)して,他の人に移植(いしょく)することを臓器移植(ぞうきいしょく)という。1997(平成(へいせい)9)年に臓器移植法(ぞうきいしょくほう)が施行(しこう)される以前(いぜん)は,心臓死(しんぞうし)の後に行う死体移植(いしょく),生きている人からの臓器(ぞうき)を移植(いしょく)する生体移植(いしょく)だったが,この法律(ほうりつ)によって1999年に脳死(のうし)の心臓移植(しんぞういしょく)が行われた。臓器摘出(ぞうきてきしゅつ)はドナーが事前に提供(ていきょう)の意志(いし)を書面で示(しめ)し,家族もこばまないことが前提(ぜんてい)となっている。