トビムシ 森林や草地の腐植(ふしょく)の多い土の中にすんでいる,体長1〜3mmの小昆虫(こんちゅう),トビムシ目の総称(そうしょう)。体はやわらかく,一様な厚(あつ)さのキチン質(しつ)でおおわれている。羽はないが,腹部(ふくぶ)の尾(お)のような器官(きかん)でとびはねるのでこの名がある。落葉や花粉(かふん)・菌糸(きんし)をおもな食物とする。一方,土壌(どじょう)中の小型(こがた)の肉食動物のえさとなり,森林や草地生態系(せいたいけい)ではかかすことのできない動物群(ぐん)である。