とよとみし【豊臣氏】 豊臣秀吉(とよとみひでよし)を初代(しょだい)とする姓氏(せいし)。秀吉(ひでよし)は尾張(おわり)国(愛知(あいち)県)中村(なかむら)の農民(のうみん)の子。木下藤吉郎(きのしたとうきちろう)と名のり,織田信長(おだのぶなが)につかえて戦功(せんこう)をあげ,1573(天正(てんしょう)1)年,羽柴氏(はしばし)を称(しょう)する。信長没後(のぶながぼつご)に天下を統一(とういつ),1585(天正(てんしょう)13)年に関白(かんぱく),翌年太政大臣(よくねんだいじょうだいじん)に任(にん)ぜられ,朝廷(ちょうてい)から豊臣(とよとみ)の姓(せい)をたまわる。1615(元和(げんな)1)年,大阪夏(おおさかなつ)の陣(じん)で,秀吉(ひでよし)の子秀頼(ひでより)が死に,豊臣氏(とよとみし)は滅亡(めつぼう)。