トルコかくめい【トルコ革命】 1922年におこり,トルコを共和国(きょうわこく)にかえた革命(かくめい)。オスマン帝国(ていこく)では,1908年に青年トルコ党革命(とうかくめい)がおきて立憲制(りっけんせい)が実現(じつげん)したが,第一次世界大戦(たいせん)に敗戦(はいせん),セーブル条約(じょうやく)で屈辱的(くつじょくてき)な条件(じょうけん)をのまされた。このため,ムスタファ=ケマルは独立戦争(どくりつせんそう)をおこして占領軍(せんりょうぐん)を追いはらい,1922年に大国民会議(こくみんかいぎ)を召集(しょうしゅう)しオスマン朝の支配(しはい)(スルタン制(せい))を廃止(はいし)した。翌年(よくねん)には新条約(じょうやく)をむすんでトルコの独立(どくりつ)を確保(かくほ)すると共和国(きょうわこく)を宣言(せんげん)。ケマルが初代大統領(しょだいだいとうりょう)に選(えら)ばれた。旧皇帝(きゅうこうてい)の宗教指導権(しゅうきょうしどうけん)(カリフの地位(ちい))も廃止(はいし)し,政治(せいじ)と宗教(しゅうきょう)を分け近代化をすすめた。