*とんでんへい【屯田兵】 1874(明治(めいじ)7)年,北海道(ほっかいどう)の開拓(かいたく)・防備(ぼうび)と旧武士(きゅうぶし)たちの救済(きゅうさい)などを目的(もくてき)にもうけられた農兵(のうへい),またはその制度(せいど)。屯田兵(とんでんへい)は,ふだんは農業に従事(じゅうじ)。非常(ひじょう)時には武器(ぶき)をとってたたかうため,規則的(きそくてき)な訓練(くんれん)を受けていた。1875年より札幌(さっぽろ)市琴似(ことに)にもうけられたのを最初(さいしょ)に,屯田兵(とんでんへい)は道内各地(かくち)に進出。1904年に廃止(はいし)されるまで,37か所に7337戸が動員されて7万ha以上(いじょう)を開墾(かいこん)。北海道(ほっかいどう)開発に大きな役割(やくわり)をはたした。