内閣総理大臣が内閣の閣僚(国務大臣)を,いっぺんに大幅に入れ替えること。入れ替えたあとの内閣を「改造内閣」とよぶ。内閣総理大臣は日本国憲法第68条によって国務大臣を任意に任命し,罷免することができることが認められている。この任免権を行使して,たとえば総選挙のあとなどに,(1)適材適所で内閣の機能を強化する,(2)内閣を刷新して国民の注目度を高めてアピールする,(3)政権内の対抗勢力を味方にとりこもうとする,ことなどを目的に改造が行われる。内閣総理大臣は辞職しないため内閣としては継続し(次数は変わらず),たとえば名称としては「第1次菅内閣改造内閣」となる。⇒内閣総理大臣⇒内閣