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**ながの【長野(県)】

県名の由来

長野(ながの語源(ごげんは,扇状(せんじょう地の長い傾斜(けいしゃ面につけられた地名といわれる。県名は県庁(けんちょう長野(ながの村におかれたことによる。

県庁所在地

長野(ながの

県の面積

1万3562km2

県の人口

215万人

県の代表的な伝統工芸品と祭り

〔伝統工芸品〕

 ○信州(しんしゅうつむぎ ○木曽漆器(きそしっき ○松本家具(まつもとかぐ ○飯山仏壇(いいやまぶつだん ○内山(うちやま紙 ○南木曽(なぎそろくろ細工

〔祭り〕

 ○御柱祭(おんばしらさい諏訪(すわ市,7年おきの4月・5月)

位置(いち・地形・気候(きこう

長野(ながの県は,日本のほぼ中央に位置(いちする内陸(ないりく県で,北海道(ほっかいどう岩手(いわて県・福島(ふくしま県につぐ広さをもつ。山脈(さんみゃくが立ちならび,海から遠く,海抜(かいばつ高度が高いので日本の屋根といわれる。

西部には3000m級の高山がつらなる飛騨山脈(ひださんみゃく,その南東には木曽山脈(きそさんみゃく,その東に赤石山脈(あかいしさんみゃくがあり,東部には越後山脈(えちごさんみゃくがつきでている。また,浅間(あさま山・乗鞍岳(のりくらだけなどの火山が多い。

山地の間には,北から長野(ながの上田(うえだ佐久(さく松本(まつもと諏訪(すわ伊那盆地(いなぼんちがつづき,千曲(ちくま川・(さい川・天竜(てんりゅう川などが流れている。千曲(ちくま川と(さい川は長野盆地(ながのぼんちで合流して信濃(しなの川となり,新潟(にいがた県を北上して日本海に注ぐ。また諏訪(すわ湖を(みなもととする天竜(てんりゅう川は静岡(しずおか県を南下して太平洋に注ぐ。

気候(きこうは,全体としては,夏と冬の気温(が大きく,降水量(こうすいりょうの少ない内陸型(ないりくがた気候(きこうである。1日の気温(も大きく,夏は日中の気温は高いが,朝・夕はすずしくすごしやすい。新潟県境(にいがたけんきょう富山県境(とやまけんきょうに近い地域(ちいきは,冬,雪が多い。

歴史(れきし

昔は信濃(しなの国といった。国府(こくふはいまの松本(まつもと市,国分寺(こくぶんじはいまの上田(うえだ市におかれた。鎌倉(かまくら時代以降(いこう比企氏(ひきし北条氏(ほうじょうし小笠原氏(おがさわらしなどが守護(しゅごとして統治(とうちした。戦国(せんごく時代には小笠原氏(おがさわらし諏訪氏(すわし上杉氏(うえすぎし武田氏(たけだしなどがこの地をめぐってあらそった。江戸(えど時代には11の小藩(しょうはんがおかれた。

明治(めいじ廃藩置県(はいはんちけんで11県が成立(せいりつ,ついで長野県と筑摩(ちくま県に統合(とうごうされ,1876(明治(めいじ9)年に2県が合併(がっぺいして現在(げんざい長野(ながの県となった。

産業(さんぎょう

農産(のうさん物の販売(はんばい農家数は(やく6.2万戸と,全国第4(で(2010年),農業生産額(せいさんがくは14(である(2009年)。生産額(せいさんがく(もっとも多いのは野菜(やさいで,高冷(こうれい地を生かした高原野菜(やさい栽培(さいばいが中心である。盆地(ぼんちでは,果樹栽培(かじゅさいばいがさかんで,リンゴ・ブドウ・スモモの生産量(せいさんりょうは全国2(,モモは3(となっている(2010年)。米の生産量(せいさんりょうもわりあい多く,10aあたりの収量(しゅうりょうは全国1(である(2010年)。エノキタケ・シメジの生産量(せいさんりょうも全国有数である。

工業は,諏訪(すわ市・岡谷(おかや市の電子機器(ききや,カメラ・時計・レンズなどの精密機械(せいみつきかい長野(ながの市・松本(まつもと市・上田(うえだ市のコンピュータ,自動車部品などの電子機器(きき機械(きかい工業が中心である。

みそ・(け物などの食料(しょくりょう品工業や,木曽(きそ谷の木工業もある。

さかんな高原野菜(やさい栽培(さいばい

長野(ながの県は,夏のすずしい気候(きこうを生かした高原野菜(やさい栽培(さいばいがさかんな県である。

高原野菜(やさいのおもな生産(せいさん地は,浅間(あさま山山ろくの菅平(すがだいら八ケ岳(やつがたけ山ろくの野辺山原(のべやまはらなどである。これらの地域(ちいきは,海抜(かいばつおよそ1200〜1500m,年間の平均(へいきん気温は(やく6℃で,真夏でも18℃ぐらいにしかならない。

そこで,このような夏のすずしい気候(きこう利用(りようして,平地では春か秋につくられる,レタス・キャベツ・ハクサイなどを夏につくって出荷するのである。高原野菜(やさいは,平地でとれる野菜(やさいと出荷時期がずれるので高く売れ,また,東京(とうきょう名古屋(なごや大阪(おおさかの大市場に近いこともあって,大きくのびてきた。

現在(げんざい長野(ながの県のレタス・セロリ・ハクサイの生産量(せいさんりょうは全国1〜2(,キャベツは6(となっており(2010年),レタスなどは,東京(とうきょう大阪(おおさかの市場では,6月から9月ごろまで長野県産(ながのけんさんのものが大部分をしめる。

同じ作物を栽培(さいばいしつづけると,作物が病気になったり,収量(しゅうりょう(ったりする。こうした連作障害(れんさくしょうがいをふせぐために,堆肥(たいひをいれたり,土を入れかえるなどの努力(どりょくも行われている。

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