(1954年〜 )現代の工学者。愛媛県に生まれる。徳島大学工学部,同大学院修士課程修了後,日亜化学工業に入社。窒化ガリウムの結晶を使った青色発光ダイオードの研究を進める。1993(平成5)年に青色発光ダイオードの大量生産を可能にする新しい製造法を開発して,実用化・製品化を実現した。1997(平成9)年には大容量のブルーレイディスクに利用される紫色の半導体レーザー(レーザーダイオード)を開発した。1999年に退社後,アメリカ合衆国に渡り,2000年からカリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授に就任。2014年,青色発光ダイオードの開発を進めた功績により,赤﨑勇氏,天野浩氏とともにノーベル物理学賞を受賞。同年,文化勲章受章。