ナミビア（共和国）

アフリカ南西部，大西洋に面する国。政体(せいたい）は共和政(きょうわせい）で，元首は大統領(だいとうりょう）。首都ウィントフック。ダイヤモンド・ウラン・銅(どう）・鉛(なまり）など鉱産資源(こうさんしげん）が豊富(ほうふ）で，経済(けいざい）は鉱産(こうさん）物の産出(さんしゅつ）と輸出(ゆしゅつ）に依存(いそん）する。農業は牧畜(ぼくちく）が中心。1884年にドイツ保護領(ほごりょう）となり，1920年に委任統治領(いにんとうちりょう）として南アフリカ連邦(れんぽう）が統治(とうち）。第二次世界大戦(たいせん）後，南アフリカ連邦(れんぽう）は信託統治領(しんたくとうちりょう）への移行(いこう）を拒否(きょひ）して自国の領土(りょうど）とした。1960年代以後(いご），アフリカ人住民(じゅうみん）の独立(どくりつ）運動が高まり，国連(こくれん）は「ナミビア」として独立(どくりつ）させようとした。しかし，南アフリカ共和国(きょうわこく）の不法統治(ふほうとうち）がつづき，ようやく1990年に独立(どくりつ）を達成(たっせい）した。面積(めんせき）：82．4万km²，人口：228万。