なんかいじしん【南海地震】 1946(昭和21)年12月21日,紀伊(きい)半島から四国の南方海域(かいいき)におこった,マグニチュード8.0の巨大地震(きょだいじしん)。被害(ひがい)は中部地方から九州におよび,津波(つなみ)の被害(ひがい)が大きかった。死者1330人,家屋全壊(ぜんかい)1万1000余(よ),流失(りゅうしつ)・浸水(しんすい)3万5000余(よ)。津波(つなみ)は高知(こうち)・三重(みえ)・徳島(とくしま)の沿岸(えんがん)で4〜6m。津波(つなみ)はハワイ,カリフォルニアにも達(たっ)した。室戸岬(むろとみさき)や紀伊(きい)半島の南端(なんたん)が約(やく)1m隆起(りゅうき)し,逆(ぎゃく)に高知付近(こうちふきん)では沈下(ちんか)したため,水田が海面下に没(ぼっ)した。◇南海トラフぞいのプレート境界(きょうかい)に100〜200年間隔(かんかく)でおきる。