にいがたじしん【新潟地震】 1964(昭和39)年6月16日に,新潟(にいがた)県沖(おき)(粟島(あわしま)南方)の海底(かいてい)下約(やく)40kmに発生したマグニチュード7.5の地震(じしん)。最大(さいだい)震度(しんど)5は相川(あいかわ)・新潟(にいがた)・酒田(さかた)・仙台(せんだい)で観測(かんそく)され,北海道(ほっかいどう)南部から近畿(きんき)地方まで有感であった。津波(つなみ)が日本海沿岸(えんがん)におしよせ,新潟(にいがた)県大島崎(おおしまざき)では最大波高(さいだいはこう)5mを記録(きろく)した。被害(ひがい)は各県(かくけん)におよび,死者26人,負傷(ふしょう)者447人,家屋全壊(ぜんかい)1960・半壊(はんかい)6640・一部破損(いちぶはそん)6万7825にのぼった。◇越後(えちご)・庄内(しょうない)平野の埋(う)め立て地などでは噴砂現象(ふんさげんしょう)(液状(えきじょう)化現象(げんしょう))がおき,1mもたい積(せき)した所があった。