にがつどう【二月堂】 奈良(なら)の東大寺(とうだいじ)にある上院観音堂(じょういんかんのんどう)の通称(つうしょう)。旧暦(きゅうれき)2月に「お水取り」が行われ,これを修二会(しゅにえ)といい,堂(どう)も二月堂(にがつどう)とよばれる。752年に東大寺(とうだいじ)の開山,良弁僧正(ろうべんそうじょう)の弟子実忠(じっちゅう)が創建(そうけん)したもので,その後何度も火災(かさい)にあい,現在(げんざい)の建物(たてもの)は1669年の再建(さいけん)。◇本尊(ほんぞん)の十一面観音像(じゅういちめんかんのんぞう)は秘仏(ひぶつ)で,奈良(なら)時代の遺品(いひん)として貴重(きちょう)。