ニコライにせい【ニコライ2世】 (1868〜1918)ロシア帝国(ていこく)(ロマノフ朝)最後(さいご)の皇帝(こうてい)(在位(ざいい)1894〜1917)。皇太子(こうたいし)として来日中の1891年,おそわれて負傷(ふしょう)した(大津事件(おおつじけん))。即位(そくい)後,極東侵略(きょくとうしんりゃく)をすすめ,日露戦争(にちろせんそう)をまねいて敗北(はいぼく)。またバルカン半島への勢力拡大(せいりょくかくだい)をはかり,第一次世界大戦(たいせん)に参戦(さんせん)。大戦末期(たいせんまっき)の1917年,三月革命(さんがつかくめい)で退位(たいい),のちソビエト政権(せいけん)に処刑(しょけい)された。